食物繊維だけじゃない、便秘の改善に役立つある意外な食べものとは？

食物繊維のほかに、実は、便秘の改善にもう一つ大事なものがあるんです。

それは・・・海の塩
※「海の精」のように微量ミネラルを含み、水に溶かすと海水に戻るような塩

体の働きはミネラルによって調節されているので、塩不足による心身の不調は数多くあります（詳しくは未来食セミナーScene２でお伝えしています）。

実は、便秘もその一つ。

塩が足りないと、腸がうまく働かず便秘の原因になることがあるんです。

これは未来食セミナーの講師をしていて何度も経験していることなのですが（食事中の方がいたらごめんなさい）、頑固な便秘に悩まされてきた方が、セミナーを受講している最中から、腸が動き出し、トイレに駆け込んだり、帰宅途中に寄ったトイレでスッキリ！なんてことも珍しくありません。

別の事例では、頑固な便秘が原因の体調不良で学校をお休みするほどだった中学生のお子さんに海の精の塩を勧めたところ、本人はもちろん、ご家族のお腹の調子も良くなって、毎日、快便になった！という嬉しい報告をいただいたこともありました。

これほどの即効性は、食物繊維というよりは、塩が効いているのではないかと思っています。本物のよい塩が体に入ったことで、腸が動き出したのですね！

食物繊維＝野菜、と同じくらい根強い一般的な食の常識が、便秘＝ヨーグルトではないかと思います。
でも、高温多湿の日本に住む私たちの体には、ヨーグルトより甘酒が合っています。
便秘解消のために毎日ヨーグルトを食べるなら、代わりに甘酒を飲みましょう（手作り甘酒か、米と麹だけで作られたものを選ぶといいですね）。

その他、季節的なものとしては、秋冬は空気が乾燥し、寒くなると水分補給も不足しがち。体の乾燥からくる便秘もあります。そんな時は、水分補給に気を付けて、常温にした生水をちびちびと飲むといいですよ。また、朝起きがけにお水を飲むと腸が動き出すのでおすすめです。温かい汁物もいいですね。

赤ちゃんの便秘の場合、母乳をあげているママも水分補給を忘れずに。